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【ボードゲーム紹介】みんなで一つの物語を創造するカードゲーム『ワンス・アポン・ア・タイム』

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【注文の多い編集者】
私は小説を書いて生計を立てている。世に言う作家というやつだ。中東の宮殿を舞台にした今回の連載は編集部からの注文が多く苦労している。実は結末はだけはもう決めていて「彼の母はこの珍しい贈り物を喜びました。」にしようと思っている。書いている途中で早速編集から電話だ。なんでも本の雑誌の連載なので、次の話にを絡めて話を作ってということだ。じゃあこうしよう。中東の宮殿で先祖代々受け継がれている本があって、その中の話の一つを紹介するという劇中劇だ。翌週、編集からまた注文が入った。秘密のっていう感じを出して読者受けを狙ってほしいそうだ。さらにスポンサー様からをいい感じに登場させてほしいと。注文の多い編集だ、それならお前が作ってみろ。えっ、なに?他の作家が続きを引き受けただと?おい、そんな割り込みしていいと思っているのか!結末は「打ち負かされた汚らわしい怪物は王国から追い払われました。」?!そんなの認めないぞ!おい、電話を切るんじゃな…っ!
※この物語は創作です。本ゲームとは何の関係もありません。



『ワンス・アポン・ア・タイム』について



『ワンス・アポン・ア・タイム』は全員でひとつの物語を綴るカードゲームです。プレイヤーは物語カードを使い切り結末カードを出すことを目標にゲームをします。結末カードを物語に無理のないように出せればその人の勝利。割り込みや異議を挟みながら各々が語ります。

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例えばこんな感じ。冒頭の物語はこのカードの一部を使って考えました。


ゲーム情報


タイトル(原題): ワンス・アポン・ア・タイム(Once Upon a Time: The Storytelling Card Game)1993年
作者: Richard Lambert, Andrew Rilstone, James Wallis
プレイ人数: 2〜6人
プレイ時間: 30分
対象年齢: 8才以上
販売元: (株)ホビーベース イエローサブマリン
入手経路 駿河屋

BGG平均評価 6.5/10 6,886 票(2018年06月 現在)
BGG平均Weight 1.39/5




【箱の大きさ比較】
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小箱よりも一回り大きいタイプのカードゲームです。

【内容物】
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物語カード、結末カード、説明書入っています。


準備と遊び方



準備



物語カードを11-人数枚と結末カードを1枚配ります。残ったカードはそれぞれ山札として各自手の届くところにおいておきます。物語カードを1枚めくり捨て札置き場と作ります。準備は以上です。



手番ですること



【物語を語る】
語り部は自分で即席で物語を作って声に出して喋ります。自分でパスするか、他人に遮られるか、ゲームが終わるまでずっと語ることができます。

例 : 「むかしむかしあるところに…」

【「物語カード」を出す】
語り部は語りながら「物語カード」を出すことができます。物語カードは自分が語る物語にカードに書かれてる要素が含まれていれば1文につき1枚出すことができます。物語カードを出さずに物語を語り続けても構いません。

例 : 「むかしむかしあるところに、人々に恐れられてた魔女がいました」と言いながら物語カード「魔女」を出す

【パス】
これ以上物語を続けられないときは「パス」と宣言して語り部を左隣のプレイヤーに交代します。この時山札から物語カードを1枚ひきます。その後手札から1枚捨ててもいいです。


語り部以外の人ができること


他の人は物語を見失わないように一生懸命物語を聞きます。その上で以下の事ができます。

【割り込み】
割り込みとは語り部の権利を奪うことです。その時点からそのプレイヤーが語り部になります。割り込みには割り込みカードを使う方法と物語カードを使う方法があります。

割り込み①割り込みカードを使う
語り部が出した物語カードと同じ要素を持つ割り込みカードを即座に出すことで語り部の権利を奪うことができます。この時割り込んだプレイヤーは割り込みカードに書かれている要素を物語に使う必要はありません。あくまでも割り込みするために使うということです。割り込まれたプレイヤーは山札から物語カードを1枚引きます。

割り込み②物語カードを使う
割り込みカードを使わない割り込みもあります。語り部の言葉の中に自分が持っている物語カードの単語が含まれていればそのカードを出して割り込むことができます。物語カードを使った割り込みとして割り込みカードを使うことができます。

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上が物語カード、下が割り込みカードです。

【異議】
異議と書くと仰々しいですが、「え、その話ちょっと変じゃない?」というときに指摘することができます。異議が認められると語り部は物語カードを1枚引きます。さらに最後に出した物語カードも適当ではないと判断された場合は手札に戻します。


ゲームの終わり


物語カードの最後の1枚を出した語り部はそのまま結末カードを出すことができます。辻褄があって物語が終わればゲームはそのプレイヤーの勝利で終了です。

他のプレイヤーから終わり方について意義が出たら終わることはできません。結末カードを交換して物語カードを1枚引きます。左隣のプレイヤーが語り部になりゲーム続行します。

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例えば、結末カードにはこんなものがあります。


感想あれこれ




物語を作るって楽しい!


物語を作るって楽しいんです。ちいさいこどものごっこ遊びやおままごとなんてのも言ってみれば物語ですよね。大人だって自分が強くなったり、美人になったりという妄想はみんなするはず。物語はそこらじゅうにあるものなのです。

人は誰しも物語をつくる才能を持っていて、さらに言えば物語を作りたいという欲求を持っています。潜在的な欲求を叶えてくれるこのゲームは他のどのゲームにも似ていない特殊なゲームです。

初めて遊ぶときは何を語ったらいいのか分からなくて戸惑うと思いますが慣れるとスラスラと言葉がでてくるようになります。

それどころか登場人物の行動に根拠を求めたり、望む結末のために強引に方向転換をしたりと作家顔負けのストーリー展開をひねり出します。言ってみればそれは小説のプロットを考えるようで、物語は伏線回収のどんでん返しだったりして、うまく決まったときはなんとも言えない快感があります。



絵が素敵!


絵がとっても綺麗なんですよね。ファンタジーなのですが、アニメ映画になるようなポップな絵ではありません。古い外国の絵本のような、ちょっと怖いけど可愛らしくもあるそんな絵です。カード1枚1枚が本の表紙になっていてもおかしくありません。

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ルール間違いに気をつけて!


ちょっとルールは読みづらいかなと思います。図解や表がないのでどこに大事なことが書いてあるのかが分からなくて最初から最後まで目を更にして読む必要があります。特にカードをドローするタイミングが良くわからないのでカズマさんのようにまとめたものが書いてあったら良かったと思います。この辺はやっぱりちょっと前のゲームなのかなって思います。

あと、小さい子どもや緊張しやすい人だとなかなか喋れないこともあると思います。その時は物語カードを1枚だすごとに手番が交代するとか、異議をできるだけ挟まないとか、ルールを柔らかくする工夫をしましょう。

結末カードを複数枚持つマルチエンディングという遊び方もあるそうで、これも初心者に向いているそうです。


物語を残すために


物語は意外とすぐに忘れてしまうのでしっかりメモを取るといいと思います。メンバーが許せば録音でもいいと思いますが、ゲームの最後に物語を読み合わせる楽しさは文章で残さないと味わうことができません。



おわりに


万人に受けるゲームとは言い難いかも知れませんが僕はこのゲームとても好きでした。このゲームだけを遊ぶ回を開催したいくらいです。


最後まで読んでいただきありがとうございます。この記事が気に入りましたらシェアしていただけたら嬉しいです。コメントも大歓迎です。





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