小さなプリンセスの幸せな絵本『ヒメコひめのおたんじょうび』は女の子の誕生日プレゼントにおすすめです
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こんにちは、テデスコです。先日娘が4歳になりました。我が家では誕生日には毎年1冊絵本をプレゼントすることになっているのですが目下プリンセスに夢中な娘のために選んだ絵本を今回は紹介したいと思います。絵本選びの参考になれば幸いです。
画像はamazonより引用
本の情報
『ヒメコひめのおたんじょうび』
2015年1月30日 初版第1刷 発行
2015年2月25日 第2刷 発行
作: ふじまちこ
絵: まついあや
発行者: 升川和雄
発行所: 株式会社 教育画劇
装幀: デザインスタジアム(瀧野麻衣子)
印刷所: 株式会社 あかね印刷工芸社
製本: 大村製本 株式会社
ヒメコひめの おたんじょうび : ふじ まちこ, まつい あや : 本 : Amazon
どんな絵本?
あらすじ
みんなが大好きなヒメコひめがもうすぐ誕生日を迎えます。ヒメコひめはピンクが大好きでなんでもピンクのものを欲しがります。くじゃくやりょうり、よつばのクローバーまでピンク。ピンクがいいと言われた大臣やコックは驚きました。そんなヒメコひめを見ていたお母さんは「誕生日にピンクばかりを欲しがってみんなを困らせてはいけません」と叱ります。さらに追い打ちをかけるように王様が「ピンク?わしはしろがいい」などと言い出すのでヒメコひめはショボーンとしてしまいました。そんなヒメコひめのお誕生日は楽しい一日になるのでしょうか?無邪気なかわいらしさがぎゅっと詰まった心温まる物語です。
最後まで楽しい
短い話の中で伏線を張っていたりオチがついたりときれいに物語がまとまっているので娘に読み聞かせするときも真剣に最後まで聴いてくれています。登場人物の名前がヒメコひめしかなくてあとは王様とか大臣とかコックとかで呼ばれているのが分かりやすいのだと思います。
日本のイラスト
プリンセスものの代表ディズニーのイラストは日本の子どもからは若干距離があるような気がします。この絵本は日本人のイラストレーターなのでそういうことがなくヒメコひめはお姫様なんだけど友だちのような距離感です。また、ほかの登場人物たちの顔もどこか愛嬌があってかわいいんですよね。あとヒメコひめが好きなピンクの色が絵本の中にいっぱい広がっていてそれだけでも女の子は嬉しいと思います。
感想など
こどもの絵本を選ぶのは楽しくも難しい
子どもの絵本を選ぶというのはじつに楽しいイベントで子どもが喜んで絵本を開く姿を想像するだけでほっこりと笑顔になってしまいますよね。でもそのセレクトは意外と難しいのです。絵本選びに失敗してしまうのは好みの違いを忘れてしまうからだと思います。プレゼントする側が盛り上がってしまい「読んでほしい本」と「もらって嬉しい本」を混同してしまうことがよくあります。
本=楽しいから入り口に
今回の記事では紹介は省きますが、ぼくは自分の姉を絵本選びの達人と尊敬しています。その姉曰く「本の形=面白い」ということを植え付けることからはじめるのだそうです。最初はどんな内容でもいいから好きなものが本のなかにあるということを教えてあげる。それが大事だと。くれぐれも自分の好みを出さないようにと釘をさされました。助言に従い本当によかったです。
プレゼントの中で一番嬉しかった
二人で保育園まで歩く道すがら娘にどのプレゼントが一番好きだったのか聞いてみたところ「お姫さまの絵本が一番好きだった!」と嬉しい言葉をもらいました。プレゼントの中には娘が今一番遊んでるリカちゃんのドレスもあったので意外でした。
終わりに
毎年楽しみに頭を悩ませている絵本選びの話でした。こんなことを毎年やっていこうと思っていますので、成長日記のようなものと思って暖かく見守っていただければ幸いです。記事中にでてきた絵本選びの達人のありがたい助言はいつか記事にしたいと思っていますので楽しみにしていてください。最後にぼくが候補にあげたけどプレゼントに選ばれなかった絵本を紹介します。絵もお話もぼくの好みのものなので個人的にほしいです。
もりのこびとたち (世界傑作絵本シリーズ―スウェーデンの絵本) : エルサ・ベスコフ, おおつか ゆうぞう : 本 : Amazon
森のおひめさま : ジビュレ・フォン オルファース, Sibylle von Olfers, 秦 理絵子 : 本 : Amazon
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