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小さな箱に戦略と心理戦がぎっしり詰まった大人のボードゲーム『フェレータ』の遊び方と感想

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こんにちは!radikoのタイムフリー聴取が楽しみで仕方ないテデスコです。


このゲームについて


鷹の家と薔薇の家の紛争の中プレイヤーはどちらかの陣営に所属して領地を争います。毎ラウンドの戦いのために役割を選び兵站を使い陣営は優勢になるように協力しますが役割の中には裏切り者もいます。協力と裏切りを繰り返すスリリングな心理戦を楽しめる本格小箱ゲームがこのフェレータです。

ゲーム情報


箱絵
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箱裏
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内容物
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タイトル(原題): フェレータ(Verräter)1998
作者: Marcel-André Casasola Merkle(カサソラ メルクル, マルセル=アンドレ)
プレイ人数: 3~5人
プレイ時間: 45〜60分
対象年齢: 12才以上
受賞歴など: 1999年ドイツ年間ゲーム大賞推薦枠1999年アラカルトゲーム賞1位
販売元: New Games Order
入手経路 懸賞
BGG平均評価 6.7/10 1660 票(2016年9月 現在)
BGG平均Weight 2.60/5


Verräter | Board Game | BoardGameGeek








簡単な遊び方


毎ラウンドはじめに秘密裏に何をするかを選びます。1枚取って隣に渡します。

戦場を選ぶ人、戦いの能力を高める人、カードの補給や得点のための建物を建てる人、たくさんカードを補給する人、陣営を裏切る人などがいます。

手札を順番に使って戦場に戦力を投入していきます。

役割をオープン。裏切り者がいればここで陣営を変更します。

土地の強さ、投入した戦力、役割のボーナスなどの合計値を争い勝敗が決まります。

勝った方には勝利点を得て、負けた方の陣地は敵陣営になります。

これを1ラウンドとして8〜10ラウンド繰り返してゲーム終了です。


終了条件と目的


人数によって8〜10回繰り返したらゲーム終了です。
戦闘の結果、役割カードのボーナス、屋敷のボーナスで得た勝利点が一番多かったプレイヤーの勝利です。

陣営が鷹と薔薇という分かれているのですが、チーム戦ではないというのがこのゲームの特徴です。



ゲームの準備


3〜4人プレイ時
5人プレイ用のカード(土地カード2枚、兵站カード4枚)をゲームから除外します。

5人プレイ時
5人プレイ用のカード(土地カード2枚、兵站カード4枚)はそのままにしておきます。

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各自に配るもの


(各自の色を決めたあとで)
所属カード1枚、拠点カード3枚、兵站カード3枚
兵站カードは手札として他のプレイヤーに見られないようにします。残りの兵站カードは重ねて山札とします。
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サマリー
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スタートプレイヤーを決めて初手番カードをそのプレイヤーの手元に置きます。
戦略カードと戦場カードは初手版の左隣のプレイヤーの手元に置きます。
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陣営の決定


スタートプレイヤーは鷹の面が上になるように自分の前に所属カードを置きます。
左隣の人は薔薇の面が上になるように置きます。さらに隣は鷹、その隣は薔薇といったように交互になるように置きます。


土地を作る


土地カードには土地の種類、基本戦力、戦いに勝った時に得られる勝利点が書かれています。両面数字は同じですが片面には鷹、もう片面には薔薇が描かれていて現在どちらの勢力下にあるかが示しています。3〜4人プレイ時の土地カードは6種類各2枚の計12枚あります。6種類各1枚を鷹、残りは薔薇の面を上にしてよくシャッフルします。
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5人プレイ時
さらに牧草地1枚と森1枚を追加します。牧草地は鷹、森は薔薇の陣営に加えます。

円形に並べます。
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屋敷の配置


初手番プレイヤーから時計回りにまだ誰も置いていない土地に屋敷を上にして拠点カードを配置していきます。
※どこに置いたらいいか分からない場合は自分の陣営の強いところに置いておくといいでしょう

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行動カード6枚を伏せて場の中央に重ねて置いておきます。
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スコアボード


スコアボードを配置します。
全員の色のマーカーを0点のところに置き、ラウンドマーカーを1に置きます。
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ゲームの遊び方


複数のラウンドで「戦場の決定」から「次のラウンドの準備」までを繰り返します。


戦場の決定


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戦略カードを持っているプレイヤーが戦場を決めます。
鷹の土地カードと薔薇の土地カードの間に戦場カードを置いてその場所をこのラウンドの戦場とします。


行動カードの選択


行動カード6枚をシャッフルして上の1枚を見ずに円の中央に伏せておきます。
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初手番のプレイヤーは残った5枚から中身を自分だけ見て1枚選んで誰にも見られないように手元においておきます。残りの行動カードを左隣のプレイヤーに渡します。受け取ったプレイヤーは同じように行動カードを選び左隣のプレイヤーに渡します。残ったカードは円の中央に戻します。

5人プレイの場合
5人目のプレイヤーは渡された行動カードと真ん中に伏せてある行動カードのどちらかから行動カードを選びます。


兵站カードの使用


初手番のプレイヤーから時計回りに兵站カードを使います。何枚使ってもいいし、1枚も使わなくてもいいです。
※全員が出しきってからオープンにするのではなく順番のプレイヤーは最初から表向きで兵站カードを自分の前に出していきます。


行動カードの公開



全員同時に行動カードをオープンします。
「反逆者」を選んだプレイヤー
使用した兵站カードを持ってここで所属を変更します。

5人プレイ時に「反逆者」を選んだプレイヤー
全員が同じ陣営になるような裏切りはできません。「反逆者」を選ぶことは可能で勝利点1も得ることができます。

「外交家[5]」を選んだプレイヤー
全員が鷹、もしくは全員が薔薇に所属している場合「外交家[5]」を選んだプレイヤーは「反逆者」と同じように所属を変更します。

戦の決着は所属の変更が行われたあとに行います。


戦の決着


戦力を合計します。
土地カードに書かれた基礎戦力+兵站カード+「外交家[2]or[5]」

戦力の合計が多い方が勝利で等しい場合は引き分けです

薔薇陣営の兵力は「14」
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鷹陣営の兵力は「17」なので鷹陣営の勝利です。
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勝利点の獲得と勢力圏の変更


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敗北した土地カードに書かれたローマ数字(ⅢとかⅣ、ドラクエっぽいやつ)は勝った人数でその下がもらえる勝利点です。少ない人数で勝つほど勝利点は大きくなっています。
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「反逆者」を選んだプレイヤー
1勝利点獲得します。

「戦略家」を選んだプレイヤー
2勝利点獲得します。
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引き分けの場合は行動カードによる得点だけ入ります。


拠点の建築と改築


「建築家」を選んだプレイヤー

拠点の建設


屋敷、商館好きな面を上にして空いている土地カードに拠点を建設します。

拠点の改築


すでに建っている屋敷を商館に、または商館を屋敷に変更できます。

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戦略カードと戦場カードの獲得


「戦略家」を選んだプレイヤー
戦略カードを受け取ります。

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兵站カードの廃棄と補充


このラウンドで使用した兵站カードは全て捨て札にします。捨て札は山札の隣に表を上にして山にしておきます。
山札が尽きた場合は捨て札の山をシャッフルしてもう一度使用します。


兵站カードの補充


「農業家」を選んだプレイヤー
兵站カードを山札から3枚補充します。この後の屋敷による兵站カードの補充は「農業家」を選んだプレイヤーは行いません。
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「外交家[2]」を選んだプレイヤー
兵站カードを山札から1枚補充します。



次に初手番のプレイヤーから自分の所属する公家の支配下にある土地に置いてある自分の屋敷1つにつき兵站カードを1枚補充します。兵站カードを補充できる枚数の上限は3枚まで、手札の枚数の上限は5枚までです。補充後の手札が5枚を超える場合はあらかじめ超過する枚数を捨てることができます。
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次のラウンドの準備


行動カードを中央に返却します。初手番カードを左隣の人に渡します。ラウンドマーカーを1マス進めます。


ゲームの終了


3人ゲームでは9ラウンド、4人ゲームでは8ラウンド、5人ゲームでは10ラウンドの終了でゲーム終了です。
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すべての土地が同一の公家の勢力下に置かれた場合は次のラウンドの準備を行わずゲーム終了となります。



最終得点


ゲーム終了時に場に商館を立てているプレイヤーは追加で勝利点を得ます。商館1つにつき最後に手札に残した兵站カードの枚数です。商館1つにつき3枚が得られる勝利点の上限なので商館が2つしか建てられないので追加得点は6点までとなります。

この場合薔薇陣営の土地の商館は一つだけなのでボーナスは3点です。鷹陣営の土地をひっくり返したり屋敷を商館に改築すればボーナス点が増えます。
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選択ルール




傭兵


傭兵カードは場の側に置いておきます。
プレイヤーは兵站カードを使う際に傭兵の雇用を宣言することができます。雇用したプレイヤーは通常の行動カードと兵站カードに加えて傭兵カードの戦力5を得ることができますが勝利点3を失います。誰かが傭兵を雇用したらそのラウンドは傭兵を使うことはできません。
ラウンドの終了時に傭兵は元の場所に戻します。



おわりに


フェレータは初心者にはちょっと難しいかなあというゲームです。とりあえずでプレイしているといつの間にか大差で負けている、なんてこともあります。

その打開策をいくつか考えてみました。
初手番は別として拠点は強い土地に建てさせてあげる、トップが1人になるように2位以下が堂々と結託して同じ陣営につく、はじめは屋敷を建築することを進める(その時も強い土地に建てるようにアドバイスする)などどうでしょう?

一度得点差が点いてしまうとなかなか取り戻すのは難しいので、経験者は首位の独走を許さずさらに最下位のプレイヤーの点数をあげるように気を使う必要があります。

あと、ラウンド中の処理も多くて10項目くらいあってひとつひとつが細かいので最初はまごつくと思います。

しかし難しい分うまくハマった時は痺れるゲーム性があります。多少ゲーム慣れしたプレイヤーが積極的に楽しみにいけばこんなに面白いゲームはないでしょう。

自分に回ってきた行動カードを見た時に前のプレイヤーが何を選んだのかを推理するときや、兵站カードを使う枚数が思ったより少ない時など(こいつ、裏切ったな!)と心のなかで罵る時なんかとてもポーカーフェイスでいられません。

その点ではこのゲームと同じくNew Games Oederさんが日本語版を手がけている『さまよえるオランダ人』も共通していますね。

読み合いと戦略が激しく交差する大人のゲームです。


最後まで読んでいただきありがとうございます。今回の記事は詳しくルールを説明しすぎてしまったと思っています。説明書丸写しのような記事になってしまいました。分かりやすく短くてゲームの面白さをぎゅっと凝縮して伝える記事を目指してこれからも頑張ります。


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